インドでパスポートを盗まれました。まとめ

恥ずかしながらこの度、初めて海外でパスポートを盗まれるという大惨事に見舞われました。

もう何十年と旅人を続けてきて初めての大失態。しかも魔界、インドで。

同じように魔界でパスポートを紛失した失意のどん底にいる旅人の参考になればと思い「何をすべきか」順を追って説明します。参考になれば幸いです。

2019.06.03

インドでパスポートをなくしたら。やらなければならないこと。

「帰国のための渡航書」「出国許可」を手に入れます。

この2つを手に入れるには様々な書類が必要となります。時間も労力も掛かりますが確実に手に入れられるよう頑張りましょう。

「帰国のための渡航書」日本大使館で発行してもらいます。

必要書類を揃えて大使館へ向かいましょう。

必要な書類

1. 警察署が発行する『Information Report』というポリスレポート。

2. パスポートサイズの写真。2枚。

3. 戸籍謄本。

4. パスポートとビザのコピー。

5. 航空券。

6. Form C という書類。

7. 手数料。帰国のための渡航書は1530ルピー。

以下の3枚の書類は大使館で用紙をもらい、その場で記入します。

8. 渡航書発給申請書

9. 紛失一般旅券等届出書

10. 紛失・盗難・その他被害届

まずは大使館へ行く前に電話で「何が必要か」相談したほうがいいと思います。

例えば、「帰国するための航空券はいつ買ったらいいか」、「戸籍謄本の原本がない」など。

私は盗難にあったのが土曜日で閉館日だったため事前に確認できませんでした。時間を無駄にしたくなかったので出来るだけ書類を集めてから休み明けに直接、大使館に向かいました。

下記のページがその日の日記です。何をしたか書き留めてあるので参考にしてください。

ポリスレポートの入手方法はコチラ。

恥ずかしながらこの度、初めて海外でパスポー・・・つづく

各必要書類の入手方法はコチラ。

インドでパスポートを盗まれ、帰国するまでの・・・つづく

大使館での書類の記入は黒インクのボールペンが必要です。

日本大使館のHPでは必要書類の項目に

(6)6ヶ月以内に発行された戸籍謄(抄)本,または,日本国籍が確認できる書類(本籍地の入った住民票,本籍地の入った日本の運転免許証)

とありますが、戸籍謄本以外は認められません。

私の場合、「帰国のための渡航書」は申請日から3日後に発行してもらえました。

戸籍謄本があるかないかで必要日数が変わります。

日本の家族に戸籍謄本を取り寄せてもらうことが最優先だと実感しました。

「出国許可」FRROで発行してもらいます。

パスポートをなくしてしまったことでインドビザもない状態にあります。

これは「確かにビザを持ってました。出国させてください」という書類です。

必要な書類

1. 大使館に提出した書類1式。

2. 大使館が発行するレター2ページ。

3. 帰国のための渡航書の写真ページ+帰国経由地ページのコピー

4. スキャンするための証明写真。

5. オンラインフォームをプリントアウトしたもの2ページ。

大使館に提出した書類1式に関しては「FRROで必要な書類をコピーしてください」と依頼しましょう。大使館に提出したForm CはFRROで必要になります。

帰国のための渡航書の写真ページ+帰国経由地ページのコピーも一緒に渡してくれます。

レターは「帰国のための渡航書」を受領した時に一緒に発行してくれます。

写真のサイズは特に指定はありませんでした。スキャン後に返してくれます。

オンラインフォームは代理業者に依頼すれば15分ほどで申請してもらえます。その時にフォームが2枚プリントアウトされるので忘れずに持ち帰りましょう。

「出国許可」の入手方法はコチラ。

インドでパスポートを盗まれ、帰国するまでの・・・つづく

代理業者にオンラインフォームを申請すれば本来、再びFRROに足を運ぶことはありません。

通常、申請の2日後に「出国許可」が発行され、登録しているメールアドレスにPDFデータで送信してくれるからです。

私はフライトの日時が迫っていたので申請の翌日もダメ押しでFRROのカウンターまで行き早く作ってくれるように依頼しました。

結果、申請の翌日に「出国許可」が発行されました。急いでなければひたすら待ちましょう。

そしてデータを受け取ったらプリントアウトしておきます。

「帰国のための渡航書」と「出国許可」が手に入ったら出国ができるようになります。

2つを手に入れるまで盗難事件から6日を要しました。

=「帰国のための渡航書」が発行されるまでの宿について=

盗難から5日目、滞在していた宿のチェックアウト日だったのですが、中国のビザように「書類が発行されるまで宿を変えないように」という決まりはありませんでした。

提出した「Form C」の項目にはチェックアウトの日付は書かれてないので宿の移動は可能です。

私は「帰国のための渡航書」と「出国許可」がいつ受領できるかわからなかったので何かあったら頼りになるかなと思い、デリーの日本人宿『サンタナ』に移動しました。

結果、頼りどころか、まったく役に立ちませんでした。

前もってオーナーに連絡を入れていたのですがサイクロンで停電中だったらしく音沙汰なし。直接行って事情を説明。パスポートなしでも泊まれることに。この時対応してくれたインド人スタッフは他店のサンタナスタッフにも評判のいい好青年だったのですが・・・・。

チェックイン後に宿に迷惑をかけてはいけないのでフォームCの話をすると、

『パスポートのない外国人を泊める宿だと目を付けられるので余計なことはしないでほしい』

はい。日本人スタッフ。サンタナのコンセプト忘れています。

チェックイン時に提出するパスポートとビザのコピー代を取られました。

インドどころか、世界中を見ても滅多にないことです。

評判通りの宿でした。同じサンタナなのによくもまあ、こんなに違うなと。

日本人スタッフはアニメ見てるかゲームしてるかだけなので「何か楽しいことがあるだろう」とか「何かしてくれる」などと期待してはいけません。日本食も注文不可です。

ニューデリーのサンタナは値段が高いだけなのでお勧めしません。

デリーのホステルは全体的にレベルが上がってきているのでサンタナじゃなくてもいいと思います!

逆に、とても頼りになったのが『ロニトラベル』。ニューデリーでは有名な旅行代理店です。

日本語がペラペラという事でちょっと怪しいかなーと思っていたのですが本当に頼りになるロニさん。

私は1度もロニさんのお店でチケットを買ったり両替したりしたことがないのですが、デリーに居る時は頻繁にオフィスに寄っています。

(1度、体調不良で動けなくなった友人を病院に連れて行ってもらったことがある。)

パスポートを盗まれた時もロニさんに相談。

『お金は大丈夫?ある程度は無心できるから心配しないで』と言ってくれました。

弱った心に沁みるうれしい一言でした。

日本大使館で窓口業務をしているスタッフに前もって連絡してくれていたり、手続きの流れをアドバイスしてくれたり、本当に不安な毎日でしたが心強かったです。

今はどうかわかりませんが以前は歩き方にも載っていました。

この人がロニさん。

日本語の本も読めます。

若かりし頃のシャー・ルク・カーンに似てると思うんですが。

アジャイゲストハウスの入り口にブースを構えています。

バスのチケット、列車のチケット、両替などはもちろん、日本への荷物の送りかたや業者の紹介など色々話を聞いてくれます。

日本人だけではなく欧米人のお客さんもよく来ているので悪い人ではないと思います。

『困っていない時も来て!』とのことですが、もしニューデリーで困ったら「ロニトラベル」へ。




「帰国のための渡航書」と「出国許可」を無事ゲットしたら出国です。

航空会社のカウンターで不慣れなスタッフが「帰国のための渡航書」を見て軽くパニックってましたが、ベテランスタッフに交代して無事、チケット発行です。大丈夫です。ちゃんと出国できます。

パスポートコントロールでも「帰国のための渡航書」と「出国許可」の2枚の書類を見せて無事、出国スタンプゲット。

乗り継ぎの上海空港で警備員に『パスポート失くしちゃったの?!』って軽く突っ込まれるくらいで特に何もありませんでした。成田空港に着くまでは。

成田空港ではコンピュータ化されたパスポートコントロールで態度が悪い爺さんスタッフに「早く!こっち!!」って急かされるも「帰国のための渡航書」が読み取れず、態度が悪い爺さんスタッフに『あんたはそっち行って』と並び直した窓口でも『ここでは対応できません』と弾かれてしまいました。

態度が悪い爺さんスタッフにここに行けって言われたんですけど!!」って愚痴りながら反対側の窓口へ。「こちらからお通り下さい」とたらいまわし。

態度が悪い爺さんスタッフを1番に解雇して、ペッパーくんを雇えばいいのに。としみじみ思いました。

一番不快な思いをしたのは成田空港でしたが無事に帰国することができました。

帰国後、戸籍謄本の原本を日本大使館に郵送してすべての手続きが終了です。

だいじょうぶ。

ひとつひとつこなしていけば「帰国のための渡航書」と「出国許可」はちゃんと手に入ります。

パスポートを失くして毎日不安に過ごしている旅人さんの参考になれば幸いです。